自作詩   * 母 へ … *


〝 母の日 〟に よせて

  今は亡き 母に捧ぐ * * *




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✲ 2015-5-10(Sun) 追記 ✲













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   五月のある 晴れた日に

   あなたの余命を 知らされた時から

   周囲の蔑(さげす)みも 省みず

   私は 大胆にも 嘘をつき通そうと 決めた

   三月(みつき)で 持っていかれてしまうという

   永久(とわ)の闇へと 牽引されゆく あなたの命

   激しい苦痛に寄り添い 闘うべきだったのか

   あの時の 最善 とは 何だったのか… 

   私は今でも 自問自答を 繰り返している



   入院していたい と 願い続けたあなた

   大胆な 嘘にすり替えてしまった真実に
  
   横っ面を ひたひたと 鋭利な刃先に 弄(なぶ)られながら

   探しあてた先は 十字を切る 誓いの館

   隣の病室では 時間差で

   シスタ❘が 天智を全うされようと していた

   グレ❘の 衣擦(きぬず)れの 音(ね)が

   深夜の廊下に 冷たく 響くのを

   あなたのベッドの脇で 聞きながら

   嗚咽を堪える 私が いた








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   今までほんとうに ありがとう

   そして   ごめんなさい…

   この言葉だけが 心の中で幾度も ゝ 反芻した



   今日は 何とか枇杷をひとつ  食べることができた

   その種を 病院の花壇の片隅に 埋めたんだよ

   これが芽吹いて 成長していく様を あたしは 見ていたい

   神様でも 仏様でも、祈るから …


   縋(すが)るように呟いていた あなたの声を思いだすたびに

   私は 自責の念の深淵を 不安定に流離(さすら)う



   今年もまた あなたの逝った夏が 訪れようとしている

   あの病院は すっかり様変わりをした

   それでも 私は 探したい

   どこかで もしや

   どこかで きっと 

   枇杷が 芽吹いてくれては いまいかと…


   たとえ 赦しは 乞えずともいい

   あなたに  逢いたい

    
     ・・・ 逢 い た い








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※ "自作詩"に添えさせていただいているイメージ写真は外部よりお借りしたものです ※






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