自作詩  ○*:.。 赤 い 傘 。.:*○







         買ってもらったばかりの赤い傘を 

         どこかでなくしてしまった少女が

         パン屋の軒下で 泣いている



         一年生の黄色い傘は もう卒業だね

         そういって おかあさんが誕生日にくれた傘



         両手を握りしめながら 自分にいっているの?

         忘れてきたとこ 思いだせ って …


         やさしい雨は 涙と混じり

         まつ毛で きらきら光ってる


         お店のドアが開くたび ただよってくる いい香り

         それが鼻をかすめては 肩をひくひくさせている



         だいじょうぶ  お家へおかえり

         だって ほら この香り

         お家のほうからも してるもの



         涙いろの浮力がついて こころ傾がせ泣いている

         そんな少女の そのまわりには

         叱りはしない両親の

         やわらかな腕の 額縁がある

画像画像


*イメージ画像は外部よりお借りいたしました*








画像












◇*◇



“この詩に寄せて…”




以前に公開させていただいた自作時(タイトルのClickにてその頁が開きます)☞『愛透明飴(どろっぷ)』

故やなせ たかしさんが監修なされていた“詩とメルヘン”に寄稿し採用された作品を

昔の記憶を呼び戻しつつ綴った作品でしたが…

この『赤い傘』は“婦人公論”に寄稿し採用されたものを

再び記憶を辿りながら綴りました

梅雨の走りのような雨が 降り続いていた一昨日(2017-5-13)

ふと この詩のワンフレーズが思いだされてきたのでした

大切な物を失くしたとき 子供の心に湧きあがる哀しみと脅え

それを叱ったりなどしない 子を思う親の愛

“両親の4本の腕(かいな)”を 額縁になぞらえてみました



- 2017年5月15日 小枝 -




◇*◇





画像






***


BGMにディディエ・エラさんのピアノもしらべを

ご用意いたしました

お好みに応じ再生しながらお楽しみ下さいませ




***






画像






***


下記のトーナメントに参加させていただきました

詳細はバナーのClickにてご覧いただけます


詩 や ひとりごと 7ブログトーナメント - ポエムブログ村
詩 や ひとりごと 7ブログトーナメント


***




画像






この記事へのコメント

  • リュウ

    小枝さんへ
    コメントありがとうございます。
    小枝さんのブログも拝見させてもらいました。
    美しい画像と素敵なポエムに心が癒されますね。時々伺いますのでこれからもよろしくお願いいたします。

    2018年11月29日 11:23
  • リュウ さん へ*小枝 拝

     リュウ さん

    こんにちは☀

    今日はこちらへご来訪いただきどうもありがとうございます。
    詩の記事のみ 以前はコメント欄を閉じていた関係から既存のコメントは殆ど無い形になっていますが
    過去記事でコメント欄が開いているものにつきましては どの記事でも随時コメントをお受けしております。

    不定期 且つ気まぐれに更新していますので お気の向かれた時にでふらりとお立ち寄りいただければ幸いです。
    こちらこそ これからもよろしくお願いいたします。
    2018年11月29日 14:24